しおれたさつまいも
雨が2日続いた次の日。元気にさつまいもの様子を見に行くと……。


……えっ!めっちゃしおれてるやつがある!
左下の株が明らかにしおれています!
近くで見てみると、



茎が、裂けてる!割れてる!!中身がむき出しになってる!!!
なにかの病気にかかってしまったようです。
つる割れ病
調べてみると、つる割れ病という病気らしいことがわかりました。
- カビによる病気で、土にいる菌が根っこから入ってうつる。種芋や、はさみなどを介してもうつる。
- 連作、高温多湿、排水不良の土だと発生しやすい。
- 葉っぱが日中にしおれるようになり、下の葉から黄色くなっていく。進行すると茎が割れてヤニやカビが出てくることもある。最後には株が枯れる。
- 発病した株は、根っこごと抜き取って処分することが望ましい。ベンレート水和剤を7~10日間隔で2~3回株元に灌注すると発病をある程度抑えることができる。
さつまいもは連作しやすい野菜とはいえ、連作のデメリットはあるということですね。
植える前の苗や土の消毒をした方が良かったのかもしれません。

来年やってみることにしよう!
というわけで、ここまで枯れてしまっている状態では、株を抜くしかなさそうです。
残念ですが、株を抜いて消毒することにしました。
つる割れ病にかかったあとの対応
消毒液の準備
消毒用の薬を用意します。使用するのは、ベンレート水和剤です。
植え付け前の苗をつけておくことで、病原菌をやっつけられる薬です。

ぶどうの消毒に使っていたものがありました。
500倍に薄めます。
消毒液の準備ができました。
発病した株の除去
次に、病気にかかってしまった株を抜きます。
根っこが残らないように、土をほぐしてやさしく抜いていきます。

土の中の根っこも、ばきばきに割れていました。


断面に、白いカビみたいなのが見える!
抜いた苗は、畑には残さず処分します。
名残を惜しみながら燃えるごみの袋の中へ……。
消毒
病気にかかった株が植わっていた土に、たっぷり消毒液をかけます。

土の消毒も終わりました。
新たな苗を植える
他のさつまいもは、つるがしっかり伸びてきています。


ん?ちょっと黄色い葉っぱもあるな
黄色い葉っぱは様子見をしていきます。
よく伸びているつるを1本分けてもらいました!
ある程度さつまいもが育ってきていたら、こうしてつるを苗にして植えることができます。

ベンレート水和剤の500倍のものに、30分つけておきます。
30分経って消毒が完了したら、畑に植えます。病気の苗があった場所から、少し離して植えました。
これで、つる割れ病にかかった株があった時の対応は一旦完了です。
今後も、病気にかかった株がないかの見回りをしていきます。
これ以上病気が広がりませんように!
おまけ
雨が続いて、葉っぱがしおれていた鳴門金時たち。

1時間後には元気な葉っぱになっていました!


太陽の力ってすごい
ふと見ると、葉っぱの上にとかげ君を発見!

さつまいもの葉っぱと一緒に、日向ぼっこをしていました。
最近、とかげ君をよく見かけます。なんとなく2匹いるような気がしています。
もっといるのかも?
みんな庭で頑張って生きている、きょうだいですね!
スズメガの幼虫も発見!

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