シャインマスカットが大きくなってきました!







順調に大きくなってる!嬉しい!
ぶどうが大きく育つために、春から夏にかけては、やることがいっぱいです。
1回目のジベレリン処理は、5月20日~行いました。
そこから今日までに行ってきたことを紹介します!
- 芽かき
- 新梢管理
- 花穂の整理
- ジベレリン処理 1回目
- 摘粒 ←ここから!
- 追肥
- ジベレリン処理 2回目
- 仕上げ摘粒
- 袋掛け
摘粒
摘粒はいつ、どれくらいやるのか
粒が多すぎると、一粒一粒の糖度が下がったり形が悪くなってしまうため、ぶどうの形や質を高めるために摘粒(ぶどうの実を切って落とすこと)を行います。
1回目のジベレリン処理後に予備摘粒、2回目のジベレリン処理後に仕上げ摘粒を行います。
必要であれば袋掛けの直前に見直し摘粒を行います。
ぶどうの品種によって、良いとされる房の長さや粒の数が違うそうですが、シャインマスカットは12~15段で30~50粒にすると形と味のバランスが良くなるそうです。
以前にぶどう師匠が、

形悪くてもたくさんついとるほうがみんな嬉しい!だからあんまり取らない!
と言っていたのと、病気や虫にやられることを考えて、粒を多めに残しておくことにしました。
ショットベリー
大きくなってきた粒に比べて、小さい粒がいくつかついています。
小さな粒のことを、ショットベリー(無核硬果)といいます。
1回目のジベレリン処理が早いとできやすくなるそうです。


ショットベリーは秋になっても大きくならないので、全て切り落とします。

たくさんあるから大変だけど、頑張る!
ショットベリーや小さめの粒を落とすと、大体の房が50粒以内におさまりました。
この状態で様子を見ていこうと思います。
追肥
6月13日に追肥をしました。
窒素は少なめにしたかったので、いも用肥料に油かすを混ぜてまきました。


ジベレリン処理2回目
2回目のジベレリン処理は、1回目を行ってから10~15日後に行います。
1回目は種なしにすることが目的でしたが、2回目は粒を肥大させる目的です。
ジベレリン液の濃度は、1回目と同じ25ppmです。

仕上げ摘粒
病気が出ている粒や、粒が多い房の内向きの粒などを切りました。



消毒
消毒は、病気や害虫予防のために行います。
ぶどうは病気に弱く、頻回の消毒が必要です。
特に6月の梅雨の時期は病気が発生しやすいため、1~2週間おきに消毒をします。

病気から守るために大切な作業!
消毒のしかた
スプレーでは大変なので、蓄圧式噴霧器を使用しています。
4Lの水を入れて、オンリーワンフロアブルを2000倍(2ml入れる)に薄めます。






袋掛け前には、特に念入りに行います。
袋掛け
袋掛けをする時期と理由
仕上げ摘粒と消毒が終わったら、できるだけ早く袋掛けをします。
袋掛けをする理由は、雨水で感染する病気を防ぐためと、虫による食害を防ぐためです。
また、ぶどうの日焼けを防いだり、ブルーム(ぶどうの粒についている粉)が落ちないように守ってくれる効果もあります。

色んなことからぶどうを守ってくれる!
袋掛けのしかた
水滴がついていると中で腐ってしまう恐れがあるので、消毒をしたら乾いたことを確認してから袋を掛けます。
- ぶどうの袋を用意する
- 袋を開いてぶどうを入れる
- ぶどうが袋の中心にくるようにし、袋の口を閉じる
- 水滴や小さな虫が入らないようにしっかり閉じて、針金で止める







手作りの袋で袋掛け
専用の袋が売られていますが、手作りすることもできます。
雨がたくさん降ると取り替えないといけないかもしれませんが、実験的に手作りの袋をかけてみました。
チラシや袋などで、つるつるしている素材の紙で袋を作ってみます。
- つるつる素材の紙を用意する
- 長い辺を1か所、短い辺を2か所、1cmくらい折る
- つるつるの面を外にしてぶどうをくるみ、ホチキスで止めて筒状にする
- 袋の口を折りたたんでホチキスで止める
- 隙間がないようにテープで口をとめる






これですべてのぶどうに袋を掛け終わりました!
あとは、消毒をしたり水をやったりしながら収穫の時を待ちます。
果たして何房が無事に大きくなってくれるのか……!

ドキドキだけど楽しみ!
ときどき袋の中をのぞいて様子をみていこうと思います!
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