2025年は3つの品種のさつまいもを植えました。
さつまいもは初心者でも育てやすく、日持ちもして美味しい野菜です!

なにより、芋ほりが楽しい!
というわけで、今年のさつまいもの栽培について紹介します。
さつまいも畑の準備
さつまいもを植える畑の準備をします。
さつまいもは中央アメリカ原産で、高温や乾燥に強く、やせた土地でも育つのが特徴です。連作障害が起こりにくく、酸性土壌に強い野菜です。
さつまいもを植えるのはこんな畑!
- 水はけの良いふかふかの土
- 肥料を入れすぎない
- ph5.5~6.5の弱酸性
- 昨年さつまいもを育てた土でもOK
① 水はけの良い土にするために、新しく作った畑も粘土を取り除きました。
粘土を取り除いた分、土が少なくなったので、黒土と完熟堆肥を追加しています。
コガネムシの幼虫などがいるかもしれないので、作っておいた土も一度ふるいにかけると
安心です。土をふわふわにすることで、イモも大きくなりやすくなります。

コガネムシの幼虫は、害虫です
② 肥料を入れすぎて窒素が多いとつるぼけ(つるばかり育って、イモが大きくならない)して
しまうので、元肥としては「いも専用肥料」を入れました。
つるぼけの原因となる窒素が少なく、リンとカリウムが多めに入っている肥料。
調整された肥料でなくても、米ぬかと木灰の組み合わせでもいいみたいです!
③ 簡易ph測定器で土壌の酸性度をチェックします。土に刺して待つだけなので簡単です。
今回はph6だったので、苦土石灰は入れませんでした。
④ 連作障害を気にせず、昨年サツマイモを育てていた畑にも植えることにしました。

土の準備が出来たら、畝を作ってマルチを張るよ!
準備した結果、さつまいも畑は3か所に分かれました。畝の高さは10~20㎝になりました。
最近は、アブラムシ対策としてシルバーマルチを使っています。
マルチの端はレンガや石で抑えるか、マルチ押さえで固定します。
これで畑の準備は完了です。次は苗を用意します!
さつまいもの苗を用意する
さつまいもの苗を手に入れる方法として、
- 自分でイモからつるを伸ばす
- ネットや園芸店などで購入する
上記の方法がありますが、つぐせるは園芸店で購入した苗を使用しています。大体10本で500円前後のお値段です。
理由の一つは、自分でイモから苗を作ると、元のイモが病気にかかっていた場合に苗も病気になってしまうからです。
もう一つの理由は、イモから苗を作ろうと思うと植え付けの数か月前から準備していなければならず、春から始めても間に合わないからです(笑)

いつも気づいたころには春になっている
というわけで今年も園芸店で苗を購入しました。選んだ品種は、紅はるか、紅あずま、鳴門金時です。
それぞれ10本ずつ購入しました。
ねっとり系で甘みが強い。イモは白っぽい。収穫までは120~140日ほど。貯蔵性に優れている。
ホクホク系で甘さは控えめ。イモは黄色。収穫までは100~120日ほど。貯蔵性はあまりよくない。
ホクホク系で上品な甘さ。イモはクリーム色。収穫までは110~140日。貯蔵性に優れている。

サツマイモの品種は全部で約60種類あるんだって!食べ比べてみたいね!
ホクホク系が好きなので、ホクホク率多めにしました。シルクスイートも気になっているのですが苗が売り切れだったので来年以降に持ち越しです!
苗は購入時しおれていることが多いですが、問題ありません。
植える前日に、バケツなどに入れた水をつけて水を吸わせます。一度しおれてから水につけることで、根っこを出しやすくなるそうです。
これで植える準備まで完了です。次はいよいよ、植え付けです!
さつまいもの植え付け
畑と苗の準備が整ったら、植え付けをしていきます。
さつまいもの植え付けに役立つ道具はいろいろ種類がありますが、シンプルな植え付け器を使っています。


年季が入りすぎている!
先端の二股部分で苗を抑えながら土に差し込みます。
上手く苗を差し込めないときは、穴をあけるだけの道具になります。

特別な道具がなくても、穴があけられれば良いので木の棒とかでもOK!
切り口から3節くらいまで、3~4㎝の深さに植えます。
植え付け後、1週間は水やりをします。それ以降は、自然の雨に任せていれば大丈夫です。
右側の葉っぱがもりもりなのが紅はるか、左側の葉っぱが控えめなのが紅あずまです。

こちらは鳴門金時です。

無事に、すべての苗から葉っぱが出てくれました。
芋ほりできる日が楽しみです!
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